カリエレの家族の健康管理

生活習慣病について、少しずつ説明と症例を上げて対策を伝授し、質問も紹介していく予定です。

軽い運動は血圧を正常値に近づけます、カリエレでは成人の方を対象に生活習慣病運動を行っています。生活習慣病運動とは?

効率よくカルシウムをとる5つのポイント

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体幹ダイエット

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ストレートネックから始まる「姿勢の崩れ」

知らず知らずのうちに、このような姿勢の変化が起こります。ががんで本を見たり、力を抜いて腰に体重をもたせかけていると曲がってきます。日頃の姿勢にきおつけましょう。そして正しい姿勢を保てる筋力としなやかな関節を心がけましょう。

1後頭部、肩甲部、お尻、かかとの4点が壁につく

2ストレートネックで頭が前に出る

3頭が前に出ると、両肩も前に出て、背中が丸まりねこ背に

4背中や腰が丸まって、ひざが軽く曲がり、全身が逆S字状に

5骨盤が後傾し、ひざを曲げてバランスをとるようになる

6ウン十年後は腰が曲がったおばあさんに!?

夏は、ストレッチが効きます。

暑くなると、体を動かさなくなりがちです。プールや海、川で遊ぶと楽しいですが、毎日行うことは出来ません。デスクワークや車移動での仕事だけでは体によくありません。短い時間で体が喜ぶストレッチをしてみましょう。冬より関節が柔軟になっています。体を伸ばす気持ちよさを味わって下さい。まず、どのストレッチもゆっくり息をして行います。息を吐く方に意識して、はききったとき一番伸びた状態になるとベストです。無理な力を入れないで痛みが出ないように気おつけて下さい。それでは、始めましょう。

1大腿四頭筋スレッチ(太ももの前)把っ手などに捕まって、膝を曲げます。背筋をまっすぐにして足首を手でささえましょう。

2ハムストリングストレッチ(太ももの後ろ)伸ばす方の足を前に出して背筋をのばしたままおじぎをするように、上体を前に曲げます。余裕が出来たら、伸ばしている足の踵を曲げてみるましょう。

3下腿三頭筋ストレッチ(ふくらはぎ)後ろに1歩少し大きめに足を開き、前の足の膝を曲げます。後ろの足の踵をしっかり床に押し付けるようにします。きっとふくらはぎが伸びるのが感じられると思います。

4腰椎ストレッチ(腰、背骨)仰向にまっすぐに寝て肩が浮かないようにします、膝を90度ぐらいに曲げて体をねじるように床に付けます。体幹の大きな筋肉と関節が伸ばされて気持ちが良いと思います。

5肩関節ストレッチ(肩まわり)両肩をさげて一方の腕で他方の腕を水平に引き寄せます。肘の裏を押さえるとやりやすいです。挿絵を見ながら試してみて下さい。それぞれ3回ぐらいで毎日出来そうでしょ?

インフルエンザの話

新種のインフルエンザが心配される現状では、今ある今年作られたインフルエンザワクチンを接種することで、防衛しましょう。インフルエンザの情報は、多様化してしいます。最先端のコメントとして専門家の意見をお伝えします。毎年10月にワクチンがはじまり受けた人で感染しない割合は6〜7割ぐらいで、残りの感染をしてしまった人の中で重症にならないひとは7〜8割と言う確率になるようです。ワクチンがきかないと批判する報道がありますが、それはワクチンをしても感染したひとがいたことを指摘しているだけで、ワクチンが効かないと全否定する重みはないと思います。もしだれもワクチンを受けなくると感染は広がり重症化、新種化する確率も高くなります。良く効く薬があっても感染すれば完全に回復するまでに2週間近くかかることもあります。現に抗インフルエンザウイルス剤を飲んで熱は、2日ほどで下がっても咳がのこり、治療が必要になる事もあります。さらにタミフルの神経に対する副作用も報道されました。赤ちゃんやお年寄りを守るためにも、多くの人にワクチンを受けていただきたいと思います。来年のインフルエンザにそなえ、基礎体力とワクチンに対する考えを改めて見ましょう。

カリエレから提案する健康とは、一人一人が今の生活をより快適にすることから始まります。健康診断などでデーター的な異常が見つかった時の対策を無症状のうちから生活習慣を改善し、自分の体をよりよい状態にするのです。そこで知識として以下のことをお伝えします。一般の病気は、薬と安静で治る病気とそうでない病気があります。熱や下痢などの感染症にともなった疾患は、薬や安静が必要です。しかし、いわゆる生活習慣病(糖尿病、高脂血症、高血圧)は、以前は薬の治療が主でしたが身体機能を正常に回復させることこそが、根本治療であると考えられています。薬の飲み合わせや副作用におびえるより、運動や食習慣を改善し、常備薬を減らし、あるいは文明病を予防できる体質に改善していくようにしましょう。

生活習慣病は、だれもが心配です。自分の体は、自分が一番よくわかっていると過信していませんか?中年で発症する病気で癌が不安な人が多いと思います。何も予防できず始まってしまう癌もあります。しかし今の医学で癌になる前にその可能性をブロックできる疾患もあります。発病すると再発や転移の不安で残りの人生を消極的すごす事になります。そうしない為に、一人一人の心構えが必要だと考えます。年金や保険などお金の心配も大切ですが今の健康な状態を保つ手段を確立するTPOに関心を持つべきではないでしょうか?

妊婦さんのいるご家族必見

はじめまして綱島です。1999年にマタニティービクスインストラクターとなり、川崎の病院で妊婦さんのエアロビクスを教えています。都合により、2002年12月に終了となりましたが、1992年から杉本先生と交代ごうたいでやってきたマタニティービクスを受けていただけなかったかたがたのために、体験記として報告します。 まずマタニティービクスはどんなことをするのかご紹介します。

マタニティービクスの実技

1.運動方法:下肢の軽いストレッチの後、ゆっくりした大きな動きで心拍数を徐々に上げ、平均心拍数120拍/分以上を30分以上持続させた後、徐々に心拍数を下げ、ストレッチと呼吸法のトレーニングを加えたクールダウンで終了する。

2.具体的な運動の順序と指導のポイント 基本の姿勢を指導⇒ストレッチ下肢から上体の筋肉群を大きく動かすウオームアップ運動⇒体側、胸郭下端の運動⇒全身の運動によって心拍数を保つ。⇒腹筋、動的リラックス運動⇒乳腺刺激運動⇒骨盤底筋肉群と股関節の運動⇒分娩体位のトレーニング、静的リラックスと金魚運動。

3.水分の補給。お腹の張りに対する対処を指導する。

4.妊娠中にできない動きの指導。

今回は私の川崎でのマタニティービクスの10年間の経験をご紹介します。 インストラクターと私自身の妊娠、出産、産後から子育てが重なり、身を持ってレッスンができたということです。自分の経験談や成功例、失敗例を挙げいかにマタニティービクスが産前、産後において効果があるかを実践できました。また、マタニティービクス参加者から出産後の感想を聞くと以下の意見を頂ました。

1.出産直後まで、非常に活動的でいられた。
2.出産が軽かった、友達が出来た。
3.産後体が軽くすに動けた。
4.母乳が沢山でた。
5.精神的に充実していた。
6.楽しかった。
7.よく眠れた。
8.ストレスが発散できた。

などです。 またエアロビクスの経験が全くない人でも2回目くらいには、楽しく動けるようになっていました。臨月近い時期からはじめた妊婦さんは、あまり効果を実感しないまま出産されたようでした。多くのかたに経験してもらいたいと思います。

予防できる癌は、胃、肝臓、肺にあります。

胃癌

潰瘍から始まる物があります。食生活が原因と言われていましたが今では、ヘリコバクター菌の感染が原因であることが証明されました。血液、呼気検査でわかります。潰瘍の症状が伴う人は、除菌治療すれば、胃癌も予防できます。

肝臓癌

C型肝炎ウイルス感染が原因と言われています。同じ針の予防接種や、輸血で感染します。肝機能異常で疑われます。感染が証明されればインターフェロンなどの治療で抗体価が安定すれば肝癌は予防されます。治療の反応は、若年ほど良いようで、子供の感染は、肝機能を検査して早めの治療か効果的です。親からうつる可能性もあるので専門家に相談してください。

肺癌

原因のわかっている一般的な物は、タバコです。家族にタバコを吸うひとがいると家の全員に悪い影響をおこします。肺癌発症率を高めるだけでなく喘息や気管支炎を家族に起こす確立が高くなります。本人も肺癌にならなくても慢性気管支炎や気管支拡張症で苦しむ老後が待っています。

以上きびしいコメントと思われるかもしれませんが、皆さんの健康をご自分と次世代のために考えてみてください。 カリエレは定期健診の異常をほおって置かず、ひとりでも多くのひとが自覚をもって予防や治療に踏み出していただきたいと思っています。


1. 血管について
心臓は、全身に血液を送り細胞に酸素と栄養を与える役目をしています。しかし戻ってくる血液には、積極的な力を出していません。つまり静脈は血管自身の力で血液を心臓に戻しているのです。そのためには体を動かすことが必要です。体を動かすことによって血液は、心臓にもどり肺できれいになるのです。血管を健康に保つには、停滞させない帰り道を適度な運動で助けてあげないといけないことがお解かりでしょう。

2. 疲れについて
疲れには大きく別けて二種類あると思われます。ひとつは、外回りや掃除、育児などたくさん歩いて、くたくたになる肉体疲労。もうひとつは、会議やデスクワークによる精神疲労。一日の歩数が4000歩以下は精神疲労として軽い運動とストレッチがリラックスと快眠につながります。疲れたからといってゴロゴロしていては、悪化するばかりです。適度な運動を心がけましょう。

3. 妊婦さんの心と体について知ってもらいたいことがあります
妊娠初期14週ぐらいまでは、流産の確立が高く、胎盤が十分出来上がる大切な期間でもあり、むりをしてはいけません。この時期は、つわりとも重なるので自分の体調を優先して生活しましょう。まだ胎児は栄養をあまり多く必要としない時期なので食べる量は、気にしないで少量でも大丈夫です。 自分の体と相談して、くつろぐように心がけましょう。おなかで、赤ちゃんをはぐくみ育てる経験は、母親の自覚を促し、心身ともに成長するチャンスです。男の人には、出来ない大事な仕事でもあります。いままでの生活を自分の体調と相談して、楽なように工夫してみましょう。家族や生まれてくる赤ちゃんの兄弟にも協力をたのみましょう。一人で、抱え込んではいけません。近所の世話をやいてもらえそうな人材も探してみても良いでしょう。 つわりがおさまって食欲が出てきたら、難産にならないように体を鍛えることをおすすめします。正常妊娠で食欲のある女性は、体重が増えすぎないように妊婦さんにあった運動があります。それは、家でも簡単にできます。ビデオも売られていますが、3種類のやってはいけない動きを覚えておけばいいのです。

その1:両足を同時に床から離すジャンプ。
その2:腰のねじれるツイスト。
その3:片足でまわるターン。

この3種類の動きは、日常生活での動作にもいえます。むりな体勢に気おつけて楽しいマタニティーライフをおくりましょう。

四季の健康管理

春(2月〜4月)

2月はまだ寒い日が多いですが杉花粉の季節なので春に入れました。インフルエンザなど冬の感染症もまだ猛威をふるっている時期です。感染予防んの基本は、帰宅時の手洗いとうがいです。これは1年中言える予防法です。インフルエンザワクチンは、10月から毎年自費で病院で実施されています。卵アレルギーのないひとは、受けられます。

2月から花粉症の症状が出現します。目のかゆみ、充血、くしゃみ、鼻水など、今までなくても急に始まる疾患です。症状の強い場合は病院での治療が必要です。花粉を家に持ち込まないようにしましょう。ハーブ茶や民間療法も利用して快適に過ごせるようにしましょう。

暖かくなる4月になると花粉症も落ち着き、運動を始めるのに良い季節です。ストレッチも気温を気にせず始められます。5分でも15分でもやってみましょう。歩いても、体をのばしても、腹筋しても何でもかまいません。良い気分転換になるでしょう

初夏(5月〜7月前半)

半袖が着れる日がやってきます。汗のかける準備をしましょう。子供や代謝の良い人は、自然に汗が出てくる季節です。5〜6月は良く晴れるので外で遊びましょう。大人も外を歩くように心がけて季節の変化に適応してください。梅雨になってストレスを貯めないように。外気を楽しんでください。冷房の部屋では、季節感が無くなります。夏バテ予防は、この時期にやりましょう。

食中毒は6月頃から多くなります。乳児のいる家庭では食べられる種類を増やし消化能力を発達させましょう。外でシートを引いて食べると、嫌いな物まで自然に食べられるようになるでしょう。梅雨になる前にお友達を作りましょう。

6月後半〜7月は、梅雨に入るため家で遊べる工夫をしましょう。通える範囲で屋根のある遊び場をみつけておきましょう。夏服を出して蒸す時期にそなえ着るものを考えておきましょう。ポイントは汗や体温を放散できるよ事。それと雨対策です。気温がじょじょに上がって夏になります。寒くないように後半は蒸れて熱がこもらないように注意しましょう。もしたくさん汗が出たら、水分を補給しましょう。

食中毒の季節には、生の食べ物は鮮度を注意してください。においの悪い食べ物は処分しましょう。冬とは逆で部屋を乾燥するように、天気をみて通気を行いましょう。カビのはえそうな製品やお風呂は、洗ったり掃除の後、乾燥させるようにしましょう。皮膚が化膿しやすい時期です。入浴のときに体を観察して皮膚の異常は小さいうちに治しましょう。

残暑(7月後半〜8月)

高温乾燥した気候になります。光化学スモッグが出たり、空気がよどむ季節です。強い冷房は体によくありません。除湿をうまくつかって27度ぐらいで着るもので調節したり頭など一部を冷やして乗り切りましょう。汗は、生体の自然な体温調節器官です。夏にちゃんと汗をかける体にしましょう。

旅行のシーズンです。水分補給が出来るように、常備しておきましょう。しかし水分を取り過ぎると、消化管の機能が低下します。栄養が取れるようにしましょう。特に糖分の多いジュースは、空腹感が感じないようになることがあり、栄養のバランスが悪くなります。

緑黄色野菜、淡色野菜、肉や魚や大豆などのタンパク質、ミネラルを食べるように意識しましょう。これは1年にわたって言える事です。油も大事な栄養です。ビタミンB,D,Eなどは脂溶性ビタミンと言われ、油の入った食物を食べないと取れない栄養素です。どうしても食べられないときは、サプリメントを利用するなど工夫しましょう。

脂肪やコレステロールもゼロでは生きられません。人間は取り過ぎも不足も続くと病気になるデリケートな動物なのです。

秋(9月〜11月)

台風シーズンが過ぎると、晴れる日が多く安定した気候になります。アレルギーや喘息以外の病気は少ない季節です。食中毒も9月から減少し食べ物がおいしい季節に入ります。おいしくバランスよく食べましょう。心身とも余裕が出来、新しい事を始めたくなる季節かもしれません。しかし秋の夜長で時間があり過ぎると考え過ぎて心の病気になる人もいます。

1年の中で5月頃と10〜11月は、心の病気になる人が目立ちます。体が健康でも心に不安がある状態は、本当の健康とは言えません。学生も夏休みの後生活のペースがつかめなかったり、新しい友達の影響を受けて学校に行けなくなったり、態度が変わったりしやすい時期です。夕食など家族と一緒にとってゆっくり話が出来る回数を増やしましょう。

新婚もベテラン夫婦も、心を開いて語り合うことは心の健康には欠かせないと思います。お互いに同じ所、違う所を認め合い、共同生活が気持ちよく続くように考えてみましょう。

冬(11月〜1月)

寒さに体を慣らす。防寒、防乾燥に気を配る。 まず、自分の体温を保つように工夫します。皮膚の感度を良くして衣服の調節をします。気温の変化を感じ取るには、外に30秒ぐらい出てみて何を着るか決めてください。子供は、よく動き、血流の流れも速いので大人より体温が高くなりやすく直ぐ暑さを訴えます。脱ぎ着しやすい服装にしましょう。

代謝の低下している人や薄着過ぎる人は自分の体温が保てないのでカイロなどを利用してください。日頃から皮膚や筋肉を鍛えていると保温力が高まります。感染に対する抵抗力も高まると考えられます。乾燥対策としては、皮膚に軟膏や唇にリップクリームを塗ります。部屋に加湿器をつけるか、濡れたタオルをほして湿度を保ちます。

外は、マスクをすると感染の予防にもなります。出来るだけ鼻呼吸をするようにして、水分摂取を心がければ、のどや気道を荒らす事が少ないでしょう。鼻づまりの人は病院の診察を受けて治療する事をお進めします。マイマスクを持ちましょう。寒いからと言って、家の中で動かないと、循環が悪くなり病気の原因になります。

食事は野菜など栄養のバランスを考えて食べる事は、大事ですがカロリーも適量でとりましょう。冬は、煮込んだメニューが多く、塩分のとり過ぎで高血圧に傾きます。薄味に慣れましょう。運動は、急に始めないで体を暖めてから自分の可動域とその日の体調を考えてやりましょう。自ら動いて暖かくなると体か喜ぶと思います。

お正月

お正月は昼夜のない生活になりがちです。徐々に日ごろのペースにもどしましょう。食事も不規則にならないように、食事の間は少なくとも3〜4時間はあけましょう。

同じ姿勢で動かないと、体の循環が悪くなります。手足の指、手首、足首を動かしてみましょう。あしをバタバタさせたり腕をゆっくりまわすと、心臓にもどる血液の流れを良くします。

歩く事は大変良い事です。暖かくして自分のペースを守って楽しんでください。冷たい空気を口から吸うと肺に負担をかけます。慣れないうちはマスクをかけるか、鼻でゆっくり呼吸して歩きましょう。